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2017. 5. 10. 11:34

アナザーエデン 時空を超える猫 Life/Game2017. 5. 10. 11:34

アナザーエデン 時空を超える猫

https://another-eden.jp/





◆スタッフ
 <シナリオ・演出>
  加藤正人(代表作:「クロノトリガー」)
 <メインテーマ>
  光田康典(代表作:「クロノトリガー」)
 <コンポーザー>
  土屋俊輔(代表作:「ルミナスアーク」シリーズ)
  マリアム・アボンナサー
 <アートディレクター>
  江草天仁(代表作:「びんちょうタン」)
 <メインプログラマー>
  阿部智司(代表作:「ルーンファクトリー」シリーズ)
 <プロデューサー兼ディレクター>
  高大輔(代表作:「ぷよぷよ!!クエスト」)



『アナデン』誕生秘話



シングルプレイ専用という新しい試み

──リリース以来、ダウンロード数、セールスランキングともに好調ですが、現在の手ごたえはいかがですか?

 これまでのスマートフォンゲームになかった作品にできてうれしいと思っています。予想を遥かに超えた反響もいただけていて制作者冥利に尽きます。

──これまでのスマートフォンゲームとは異なる形で挑戦することに対して不安はなかったのですか?

 少なくとも私自身はなかったですね。2年前の制作開始から、流行っている形で作っても勝負できないと思っていたので、業界をビックリさせられるような新しいゲームを作りたいと考えていました。

──それが“シングルプレイ専用”という新しい形に?

 はい。ただ、新しい形と言っても、これってこれまで日本が作ってきた旧来のRPGのスタイルであると思うんですよ。ただ、それを新しいビジネスモデルで、スマートフォンという新しいプラットフォームで展開することがこれまでになかったというだけで。

──確かに実際にプレイしてみても昔ながらの日本のRPGっぽさを感じました。“JRPG”感を演出するためにどのような工夫をされたんですか?

 まず第一にシングルプレイ専用であることですね。もともと日本のRPGはシングルプレイだったと思うんですが、スマートフォンゲームだからマルチプレイやスタミナ制を導入しないといけないという固定概念が業界全体に深く根付いていて、まずそこに立ち向かっていかないと新しいゲームは生まれないと考えました。

IMG_2603

──ゲーム起動時のお知らせや通知がないのもスマホゲームらしからぬ部分ですよね。

 じつはそういったシステム自体は備わっているんです。ただ、お客様の声でそういう部分がいいよねという声をいただいていたり、我々開発チームもそのほうがいいと考えているため、現状この形になっています。

──従来のスマホゲームと一線を画した作りですが、制作に際して周囲の反応はいかがでしたか?

 最初のうちは、社内でも社外でも反対意見が多かったです。ただ、そこは粘り強く、強い信念を持って戦ってきました。方針は2年前からまったくぶれていません。

──やはり反対の声も多かったんですね。

 誰がどう考えても無理だと思うのは当然だと思うんですよ。でも誰もが無理と思うからこそ、いろいろチャレンジできました。

もっともこだわったのは快適な操作性

──タイトルである『アナザーエデン』にはどのような意味が込められているのでしょうか?

 タイトルの意味はゲームをプレイしていただければ「あ、そういうことか!」とわかるキーワードになっています。ゲームクリアーまで進めていただければ「なるほど」とわかっていただけると思います。

──“時空を超える猫”というサブタイトルにもなっており、パーティとともに行動している猫にも何か秘密が?

 最後まで読み進めていただければわかると思いますので、ぜひストーリーを進めていただればなと。

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▲パーティといっしょに行動する猫。この猫に一体どのような秘密が……?

──ちなみに、街にも猫がいますが、あちらは?

 かわいいですよね。“いま”はかわいい。

──なるほど。すごく含みを感じますが(笑)。

 かわいいです(笑)。

──(笑)。ストーリーはもちろん、バトルやキャラのセリフひとつひとつにこだわりを感じますが、もっとも開発に時間を費やした部分はどこですか?

 開発期間の最初の半年から1年のあいだは、とにかく操作性の向上に時間を費やしました。ゲーム自体がおもしろくても操作性が煩雑で面倒であれば、ゲームとして成り立たないし、楽しくプレイし続けることもできないと思うので、ベースとなる操作感を作ることに重点を置きました。

──操作面も含めて、非常に完成度が高いと感じたのですが、高さんの中で現時点での完成度は?

 クオリティは100%だと思っています。ボリュームについては0.1%じゃないでしょうか。

── 0.1%!? 99.9%もまだ残していると。

 いまの段階で何ヵ月も遊べるゲームになっているとは思っていないので、これからどんどん遊べるコンテンツを増やしていきたいです。また、ゲームの中だけでなく、外の世界にも『アナザーエデン』を普及していきたいと考えています。『アナザーエデン』はまだ生まれたばかりの赤ちゃんなので、それを育てるも育てないもこれから次第というわけです。

── 「10章や13章などのボスが強くて勝てない」という声をよく聞くのですが、このあたりの難易度の高さにもこだわりが?

 今作では“レベル上げが楽しい”という部分を重視していています。レベルを上げて強くなって、これまで勝てなかったボスに勝てる、それが楽しいと。いきなり敵が出てきてそれをなんとなく倒してっていうのはもはやゲームではないと思っているので、楽しくレベル上げしてボスに挑んでほしいですね。







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Posted by fx0275